コスプレ日記(4)
2018年10月26日〜10月28日
前作
構想
前作、前々作の投稿の通り、私の所属するピアノサークルはハロウィンの時期に合宿と執り行う。
三年前はバカ殿、一昨年はガチャピン、昨年は歌舞伎ときて、それなりに笑いを取ることに成功。
「今年はどうしよう」と思うところだが、人間というものは残酷なもので、新たな刺激がないと「そんなもんか」といまいちのリアクションになってしまう。
発想力や技術力に乏しい自分にはそろそろ限界であり、特殊造形などの力を借りる必要があるが、コストがかかりすぎてそろそろスポンサーがいる段階。
(ちなみに歌舞伎も着物代などでとんでもない身銭を切っているのだ・・・(;´Д`A)
そこで考えたのが以下。
ほとんどの方が関東在住で、電車で待ち合わせの駅に来る。
私は静岡在住で、バイクで待ち合わせの駅に行く。
「待ち合わせの場所に黄緑色の物体がいたらインパクトあるのでは?」と考えた。
そう、普段はペンションの飲み会の時間に仮装するので、「今年は何してくるのかな?」と期待されるからハードルが上がるわけで、想定外のタイミングで想定外のものがあれば、人間は新たな刺激として捉えてくれるのではと考えた。
そう、これは人間観察実験なのだ。
ハロウィンとはいえ、田舎ののどかな駅というシチュエーションならきっといける、と判断して決行。
前準備
目的地まではそこそこの距離があり、季節は冬の始まり。
静岡でコスプレ仕込んでバイク運転したら到着前に凍死してしまう。
特にガチャピンの衣装は手にボンボンが付いており、手袋つけられないのも致命的。
そこで、待ち合わせ場所から5km圏内のホテルに前泊することに。
たったひと笑いのために、コストと労力はどうしても避けられないのだ。
ということで仕事上がりにホテルへの道中のほうとう小作で腹ごしらえ。
ちなみにほうとうは食べてない。
そして19:00、ビジネスホテル泉屋に到着。
奇跡
実は到着時点で翌日は終日雨の予報。
当日も朝9:00ごろまで雨の予報。
ガチャピンは水性ペイントのため、雨に弱い。
おまけにタイツが濡れた状態で昼食会場に行くのもみんなに迷惑をかけてしまう。
ということで実は完全に諦めていた。
しかし、予報が急きょ晴れに変わり、実際に晴れ間が出てくるという奇跡が起きる。
急いで受付に行き、延長料金を払ってチェックアウト時刻を11:00に延長してメイク時間を確保。
そして急いでメイクして出発。
これまでピアノ仲間以外の前でコスプレした経験はない。
今日は1人、完全なるアウェイ。
チェックアウトは一番恐れてきた瞬間。
ドキドキ受付に行くと、これまで対応してくれた中年の方ではなく、先代かと思われるおじいちゃん。
当然向こうは固まり、こちらも「どうしよう」と緊張が走る。
だがすぐにおじいちゃんは、「晴れてよかったですねぇ(^ ^)」と満面の笑顔でチェックアウト対応。
特殊な容姿にも触れず、本当に素晴らしい対応であった。
この日最初に心拍数が上がった瞬間を乗り越え、待ち合わせの大月駅へ。
バイクでホテルを出て、左折で最初の大通りに入った瞬間に警察車両とすれ違い、この日最大の心拍数を迎える。
「やばい、捕まったら免許証と顔が違う」と超焦るが、温かく見逃してくれた。
「チェックアウト」と「警察車両」という難関を初っ端でクリアした結果、この後何も怖いものがなくなってしまった。
ガチャピン現る
予定通りみんなより少し早めに大月駅に到着。
暇なのでスマホをいじって待っていたら、「かぶきもんさんですか?」と、サークルのY氏が恐る恐る声をかけてくれ、いっぱい写真撮ってくれた。
後からきたみんなの反応も上々(バックには昼食会場のカフェ)
車で来て先に昼食会場に行った方目線の写真。
面白いなと思ったのは、みんなを待つ間、日本人の方はこそこそ遠くから写真を撮るのに対し、タイ人カップルと韓国人カップルに話しかけられ、写真を求められた。
やはり国民性の差は面白い。
月カフェ
昼食会は、ピアノサークルらしく、ピアノ有りの月カフェ。
ピアノ弾いてみたり。
バイオリン弾いてみたり
Amazonで購入したキューピー人形を愛でてみたり
地味に嵩張るキューピー人形をしまって出発
廣瀬屋旅館
今年の宿は廣瀬屋旅館
先についたみんなを追いかけ
寒さで冷え切った体に暖をとり
ピアノサークルらしくピアノを楽しむ
景色も綺麗だし
離れの宴会場は周りに迷惑かけずに騒げるしピアノつき
晩飯はこんなかんじ
朝飯はこんなかんじ
釣り堀
せっかくなので朝から気合い入れてメイク
そして釣り堀の小菅フィッシングビレッジに向かう
のどかな自然の中を進み
釣り開始
しっかり焼いて
美味しくいただき
静岡に帰る前に脱皮
これにて終了(^ ^)
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