旅行出発前の準備の話
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はじめに
1泊2日の濃厚なイスラエル訪問を終え、続いては人生初のアフリカ大陸、ザンビアへ。
今回は海外ボランティアでザンビア勤務中のMさんと雑談しに訪問。
訪問記の前に、私がザンビア入国前に実際にやった準備情報をシェアする。
意外とまとまった情報を作業者目線でまとめているサイトがなかったので、ザンビア観光を考えてる方に役立つ情報になれば幸甚である。
※ただし、2019年の年末現在の情報であることに留意。
ザンビアのビザ
イスラエルからザンビアへの経由地ながら入国の必要があった南アフリカは、観光目的の短期滞在ならビザ不要。
一方ザンビアはビザが必要。
東京の大使館と郵送のやり取りで発行できるので、日本全国どこでも均質に手続きできるし、早めに計画的に動けばさほど手間ではない(手数料も送付する必要があるので現金書留)。
もちろん直接大使館に行ってもよいが、平日の限られた時間ゆえ、社会人にはなかなか厳しかろうと思う。
原本はネットの大使館のHPでダウンロード可能。
サイトを開くと以下の画面
サイトの「ビザ申請時必要要項」右上の「GO」を押すと、以下のリンクのサイト。
ここに提出時に必要なものがまとめてあり、具体的には以下(2021/4/29現在)
① ビザ申請用紙(+パスポートサイズ3.5×4.5cm写真)
② パスポートのコピー
③ 身元保証書
④ 旅程表
ビザの記入例
ビザ申請の手続き自体は簡単だが、旅の直前とかだとやり直しがあるとキツイ。
意外とネットには実際の記入例を見かけることがなく、私自身は「この項目はこんな書き方でいいのかな?」と不安に思うことも多かったので、実際に記入した例を公開しておく(ちなみに一発クリア)。
以下は私の実際のビザ記入例
身元保証人の保証書
ザンビアのビザ申請は身元保証人の保証書も必要で、ちょいと手間がかかる。
保証人が遠方に住んでる場合は、その時間も含めて早めに動く必要あり。
私は年金暮らしの父にお願いしたが問題なし。
保証書記入例
旅程表
以下は私が提出した旅程表。
フォーマットはないが、「この程度でいいのか」と参考程度に。
ワクチンの予防接種
さかのぼること2019年5月、ネット情報を見てるとアフリカ渡航ではかなりの数の予防接種が必要との情報。
具体的には、肝炎、黄熱病、狂犬病、破傷風、などなど。
抗体を確実に作るには数か月前から複数回ワクチンを接種する必要があるらしく、手間が尋常じゃなくかかるし、生ワクチンは体調が悪くなることもあるとのこと。
そこで2019/6/3にザンビアのMさんに尋ねたところ、私のような旅行形態の人間はどれも不要という心強いご助言をいただく(個人の判断根拠が一般論として独り歩きするとまずいので、ここでは詳細は割愛)
ただし、黄熱病については、たとえば経由地によっては「黄熱予防接種証明書(イエローカード)」の提示が求められる場合があるので注意が必要。
私は訪問するアフリカ2か国と、経由地で入国歴が残る南アフリカについては、2019年時点でイエローカードが不要であることを確認した上で、予防接種はしなかった。
ワクチン接種やマラリア予防予防のためにも、自分の居住地域で感染症関連の対応が可能な病院を探して、計画的に準備を進める必要あり。
私は居住地の10km圏内にあったので、会社帰りにサクッと完了。
私が行った感染症関連の予防接種を扱っている地元のクリニックはとても丁寧な対応で、やるべきこと・やり方を、要点を絞って丁寧に教えてくれた。
以下、その情報をまとめる。
外務省海外安全ホームページ
外務省の海外安全ホームページで、「目的別:海外旅行」のタブを開く(以下のリンク
以下のスクリーンショットが開くので、右下に渡航国を入力
すると以下が開くので、右下に渡航国を入力
すると以下が開くので、「医療事情」をクリック
すると以下が開き、渡航国の医療情報の詳細がわかる。
下にスクロールしていくと、「5 かかり易い病気・怪我」がまとめてあるので、「この国は何に気を付けるべきか」を俯瞰して把握可能。
私がお世話になったクリニックでは、「マラリア」、「経口感染症」、「狂犬病」に蛍光ペンでチェックを入れて説明してくれた。
また、「7 予防接種」にはワクチン情報もある。
私がお世話になったクリニックでは、「破傷風」、「A型肝炎」、「B型肝炎」、「狂犬病」のワクチンにチェックを入れて説明してくれた。
マラリア予防の内服薬
マラリアについてはけっこう怖いので確実な予防が必要。
厚生労働省のページによると、アフリカはほぼ全域でマラリア予防が必要。
「マラリア予防ポケットガイド(2017年版)」というのが図解付きで原因・症状・予防法などがわかりやすくまとめてあってお勧め。
以下のサイトからダウンロードできるようだが、2021年4月現在、残念ながらダウンロードできない。
なのでちゃんと知りたい方はググることをお勧めする。
ちなみに私が処方されたマラリア予防薬はマラロンという内服薬。
1日1錠で、渡航の1~2日前から服用開始し、帰国後1週間後まで服用するタイプであった。
旅レジ
これもクリニックの先生にご教示いただいた内容。
前述の外務省の海外安全ホームページに「たびレジ」なるものがある。
すると以下のリンクが開く。
このリンク先で旅レジに登録すると、渡航先を観光しながら、その国のリアルタイムの外務省情報をメール受信可能(例:テロの発生、感染症の流行など)。
旅行保険
私がお世話になったクリニックは旅行保険のことまで教えてくれた。
ザンビアのような医療機関が脆弱な国は、怪我や病気の際にチャーター機などでヨーロッパのような医療機関のしっかりした国に搬送されることになるため、数百万から数千万単位の費用が発生する。
低リスクの保険には絶対入らないかぶきもんではあるが、今回は明らかに高リスクであることがよくわかったので、迷うことなく旅行保険に入ることに。
大手はどこも大差ないと思うが、私が利用したのはたびほ。
以下は私の実際の契約書
詳細な契約内容は割愛するが、「約2週間」、「アジア、アフリカ、中東などの地域訪問」、「保険料約1万円」という条件で、「治療救援費用」が1億円保証されるので、リスクの高さを考えれば非常にコスパ良好。
現地通貨
タクシーなどの利用でどうしても現金が必要になるが、羽田空港・成田空港ではザンビアの通貨(ザンビアクワチャ)の両替は不可。
現地で両替しようとした際、私は両替所が閉まっててめっちゃ時間をロスした。
当時の私は海外でのカードのキャッシングを全然知らなかったので、現地でチャーターしたタクシードライバーに銀行に連れてってもらって両替したが、こういった事態に備えてカードでキャッシングの準備はしっかりしておくべき。
あと、現金で両替も、国によっては日本円を扱ってなかったりするので、米ドル持参も推奨(まぁ、かぶきもんの場合は短期で行く国が多すぎて、通貨事情の確認だけでも手間だったが、一般的な旅行形態なら1、2か国調べる程度だろうから、さほど心配する必要はないかと)。
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