2019/5/1(水)~2019/5/3(金)
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行程(1):デュッセルドルフ⇒イスタンブール
・日にち:2019/05/1(水)
・航空会社:トルコ航空
・飛行区間:DUS→IST(デュッセルドルフ→イスタンブール)
・時刻:15:35-19:35(3h10m)
・移動距離:2,041km
・累積距離:20,093km
ネパールへの経由地としてイスタンブール空港へ。
初めてのトルコ航空の機内食。
ビーフorパスタでビーフをチョイス。
イスタンブール空港
19:20、ほぼ定刻にイスタンブール空港に到着。
カトマンズ行きの飛行機は1時間40分遅れているようで、たっぷり待ち時間ができる。
30歳すぎるまでまともに海外旅行したことのない私、巨大なイスタンブール空港に圧倒される。
滑走路を左手側に長い道をまっすぐ進み。
エスカレータの上には広大なショップエリアが広がる。
ショップエリアを一通り眺め、「トルコらしいものを食っておこう」とケバブ屋さんへ。
チキンケバブ150gのライス付きをゲット。
カフェでコーヒーを飲みつつ、店員にWi-Fiのパスワードを教えてもらってネットを確保。
カトマンズ行きのB1ゲートに移動
23:30、ようやく搭乗完了
行程(2):イスタンブール⇒カトマンズ
・日にち:2019/05/1(水)
・航空会社:トルコ航空
・飛行区間:DUS→IST→KTM(デュッセルドルフ→イスタンブール→カトマンズ)
・時刻:待ち2h30m⇒22:15-8:05(7h)
・移動距離:5,306km
・累積距離:25,399km
1:30機内食。今度はチキンorパスタでチキンをチョイス。
さすがに食いすぎ感はあるが、与えられたものはしっかり食す。
カトマンズまでの行程。
トリブバン国際空港
11:00、定刻からおよそ3時間遅れでカトマンズのトリブバン国際空港に着陸。
ザ・田舎の空港という感じ。
「15/30 day」の表示のビザコーナーに並ぶも突っ返される。おそらくここでビザを発券する人のためなのだろう。
日本でビザ発行済みの私は「General CITIZEN・Indian CITIZEN」が正解。
スタッフはまともに対応してくれないので注意。
隊列を間違ったタイムロスはあるが、11:37に入国審査を終え、11:53に預け荷物を受領と、思ったよりテンポよく進む。
素敵なツアー会社との出会い
今回のネパール訪問でお会いする予定だった日本人の方が急用で日本に帰国されたため、急に手持無沙汰になった。
想像通り、空港の外に出ると大量の客引きにげんなり。客引きを避けつつ、ホテルの迎えの車の運転手を探していたとき、片言の日本語で話しかけてきたツアー会社の社長の話に何となく耳を傾ける。
「ホテルで情報仕入れて、タクシーでもチャーターして市内を少し観光しよう」と思ってたのと、2回目の飛行機泊でくたくたで、暑いし、半日しかないので、多少ぼったくられてもよいかと思っていたが、$60と事前に調べた相場より易いし、社長も そのメリットを断言。中間マージンを考えると逆に不安になるが、私の「非喫煙者のドライバー・エアコン有り希望」もしっかり受け入れてくれた。また、翌日13:30のフライトであることを伝えると、$200のエベレストフライトを勧められる。こちらは内容すら理解しないまま、暑いし時間ないので即決でOK。
そして、この後の2日間、この社長さんが(日本であってもトップクラスに)本当に誠実であることがわかって心から感動し、「ネパールに来て本当によかった」と思える至福の時間を過ごした。
(脱線)会いそびれた日本人の方とは2019年2月、2020年7月に日本でお会いした。ほんの1、2時間程度の雑談だったが、私の人生に大きく影響を与える学びのきっかけをいただいた。ネパールでは「ガチャピン映えする観光スポットに連れてってください!」と依頼してたので、仮にネパールでお会いしてたらワイワイ騒ぐだけで深い話はできなかっただろう。また、私の2019年5月~11月の経験の話で仲良くなったことを考えるとベストなタイミングで会えたと言える。疑似科学的ではあるが、人生は会うべき人に会うべきタイミングで会うようにできているのだろう。
ホテル
ホテルは素泊まり3,731円でMarinhaホテルを予約。レストラン併設で飯も食える。
位置も空港に隣接&送迎車あり。ただし、運転手にチップは払った方がいい雰囲気(求めてる感じ)
部屋は2階の102号室
内装はめっちゃキレイで、ミネラルウォーター2本付&Wi-Fi付き。
もともとブログ書く予定もなかったのと、カメラの画角的にまともな写真が撮れてないが、洗面台とシャワー(の一部)はこんな感じで、バスタオル付。
トイレはこんな感じ。
ちなみにこの日の晩、トイレ詰まってえらいことになった。
おそらく水不足で水圧の弱いネパールゆえの話だと思うので、このホテルに限らず、旅人の皆さん、紙の流しすぎにはご注意あれ。
観光:ボダナート
13:00、定刻に非喫煙者のドライバーがホテルに迎えにきてくれた。
すぐに社長が電話くれて、「明日は6:30に同じドライバーが行く。チップとして10~20ドル渡してあげて」と丁寧な連絡。日本でも上級な対応にびっくり。
ということで、まずは最大のストゥーパ(仏塔)があるボダナートへ向かう。
道中両替を挟みつつ
13:30にボダナートに到着してチケット購入
仏塔は、「まぁこんなものかな」といった印象。
雑貨屋もたくさんあったが、物欲もないので歩きながらチラ見して出発。
観光:飯どころ
ボダナート見学後、昼食がてら近くの飯屋へ。
グーグルマップに表示されないので、GPSでボダナートとの位置関係を紹介しておく。
外観・内装はこんな感じ。
ここに来る前、運ちゃんがしきりに「モモを食うぞ」というから、「なんで昼飯に桃?」と思ったら蒸し餃子のことであった。
スープも一緒に
飯を食いながら、明日の観光について会話。
ガチャピンの衣装を見せて、「明日のエベレストフライトはこれをやって写真が映えるか」と聞いてみたが、「NO」の回答。運転手が、「ボカラからミニヘリで飛ぶツアーなら大丈夫だろう。チトワン国立公園なら象に乗れる」など、色々と情報をくれた。もう一度ネパールに行かねばならない。また、黄緑色が象の警戒色でないことの確認が必要。
店の裏の駐車場。安定の日本車で観光。
観光:スワヤンブナート
14:10、スワヤンブナート(別名:モンキーテンパル)に向けて出発。
カトマンズの道路は発展途上。写真は撮りそびれたが、警官の手旗信号も見かけたりもした。
比較的舗装された道路
牛は最優先。さすがはヒンドゥーの国。
そうこうしてるうちにスワヤンブナートに着き、丘の上にストゥーパを発見。
チケット買って
門をくぐると小さな池
階段を登り
ストゥーパに到着
ちょいと進んでいくと
カトマンズを一望
動画で一望
周辺には雑貨屋も。
歩を進めると
眠れる仏像
一通り楽しんで、折り返しの下り道
果物屋に寄って、
ココナッツを買って、
野郎二人で飲むという地獄絵図
スイカも食べて、
モンキーテンパルの名の通りにたくさんいる猿に残りを献上。
観光:パタン王宮
15:50、パタン王宮に向けて出発
16:30に到着してチケット購入1000ネパールルピー。今回は一人で入室。
2015年のネパール地震の傷跡が痛々しいが、趣のある観光スポット。
16:40、退室。
運転手が見つからず、街を歩き回って焦ったが、17:00頃無事に合流。
17:40、ホテル前で降ろしてもらう。
ホテル付近はあまりにも道が狭いので、少し離れたここが日々の集合・解散場所。
坂を下り、
ホテルの案内を目印に
ホテル帰還
ホテル飯
ここのホテルは玄関横の受付を抜けるとレストランがある。
ネットで調査した結果、夕飯はホテルで食べるのがベストと判断。
せっかくなのでネパールらしくタリを注文。今回はMUTTON(羊肉)
タリ到着。なかなかのクオリティ。このホテルは当たり。
「ダルバート・タルカリ」とも呼ばれるそうで、ダル(豆のスープ)、バート(ご飯)、ダルカリ(おかず)などをワンプレートにのせた料理。
ついでにボイルドベジタブルも注文して野菜を摂取。
このあと19:40、部屋のトイレが詰まって受付に相談。
スタッフがスッポンで格闘するもダメで、無言で消える。
20:25、別のお兄さんが来てしゅわしゅわする謎の薬剤入れてもダメ。また無言で消える。
20:55、お兄さんが熱々のお湯をバケツいっぱいに持って再登場し、ようやく解決。
チップとして50ルピ提供したら表情が変わった。
トイレ詰まりビジネスにしてないか若干心配ではある。
なお、詰まりとの格闘の結果、風呂・トイレエリアの床は荒れ果てた悲惨な状態に。
なんだかなぁと思いつつ、ネパールの洗礼ということで甘んじて受け入れ、22:30、パッキング完了して就寝。
観光:エベレストフライト
6:30、定刻に昨日の運ちゃんと合流し、トリブバン空港へ。
駐車場からエベレストフライトの乗り場へ向かう。
ここでようやく、エベレストフライトがガチの飛行機に乗って、上空からエベレストを眺めるツアーであることを理解。
パスポートの提示も求められるセキュリティチェックもあるわけで、そりゃガチャピン無理だわなと悟り、昨日運ちゃんが「無理」と言ってた意味も理解。
ガチャピンでぶっこんでたら危うく国際問題。あぶないあぶない。
セキュリティチェックを終えて店を眺めつつ
搭乗GATE3へ
バスに乗り、
飛行機に到着し、
乗船完了
が、しばらく待ったのち、残念ながら視界不良でエベレストが見えないとのことで、フライト中止。
ということでバスに出戻り。
みんな残念そうだったが、説明も丁寧だし、ぎりぎりまで粘ってくれたし、景色が悪ければ迷わず中止して払い戻すスタンスには好感が持てた。
ツアー会社の誠実な対応
9:00、空港を出発し、ツアー会社の事務所に向かう。
9:30、空港から5kmほどの事務所に到着。
昨日の社長がキャンセル料について丁寧に説明してくれ、手数料30ドル差し引いて払い戻しいただく。
わざわざ事務所に送迎する人件費・燃料代も考えると、むしろなんか申し訳ないくらい誠実な対応。
ちなみに観光中に運ちゃんの話を聞いていても、「私は今の社長の会社で働いて4年で、社長は最高」という。「毎月ちゃんと給料を払ってくれる」と言う(日本では当たり前のことでも、ネパールでは珍しいのだろう)。このツアー会社の社長さんは、長期的・包括的に物事を見れる真のマネージャーだと確信した。顧客にはinformed consent的な感じでしっかり信頼を得てから契約し、過剰な要求はしない。そんなに利益率は求めていないけど、社員を大切にし、しっかり還元する。また、「ドライバーにチップを払ってね」と何度も仰る。ここだけ切り取るとお金に煩いと思ってしまうかもだが、これまでの経緯から言って、「サービスに応じて対価を払って現場に確実にお金を落として欲しい・私は自分の会社のスタッフがそれに値すると確認している」という社長の明確な意志を感じた。この社長は、スタッフと顧客の両方と丁寧な信頼構築、国・業種など全く関係なく、持続可能に発展していくための根っこにあるべき物事の本質であると強く再認識できた。部・会社・社会、大なり小なり色々な組織において、「ここにいたい。この人と一緒に働きたい」、こう思える状況を実現できるのが真のマネージメントであり、これが体現できている人は極少数である。不思議な流れに乗っかって、私はネパールでそのようなステキな人に出会えた気がする。
また、絶対にネパール行こうと心に誓うのでした。
運ちゃんとお別れ
10:00、ホテル前に到着
ここで2日間お世話になって運ちゃんともお別れ。
チップに加え、日本の小物と、ドイツのHUSSELのピザチョコをプレゼント。
「娘にあげる」ととても喜んでくれた。
別れ際に「you are my brother」とか言ってくれたり、「嫁が見つかったらネパールに連れてきてね」と言われたり、スペリングまで含めてしっかり自己紹介してくれたり、ネパールに素敵な友人が得られてほくほく(^^)
またネパールに行くのが楽しみである。
いざ次の国へ
ホテル到着後、チェックアウト・支払いして、旅の〆にチキンタリをリピート注文。
ホテルのスタッフに空港に送ってもらい、一応チップを払って、11:00トリブバン国際空港に到着。
空港内に入り、
タイ航空に手荷物を預け、
11:30に出国審査完了し、ローカルプロダクトショップにいき、
木箱のお茶を4箱購入
12:00、セキュリティチェックを終えて待合室に行くと、カフェすらない。
飛行機が遅れる可能性もあるので、基本的にはセキュリティチェック前の場所で粘るのが正解のように思う。
待合所の窓を見ると雨が降り始めていた。
思えば今回の旅、雨が降ったのはこの時だけ、だいぶついてた^^
そして飛行機に向かい、
13:40、搭乗完了
いざ、次の国へ(`・ω・´)
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